立川練習7/12
7/12(水)立川練習 出席44名(S19/A18/T3/B4)
フランスの「レクイエム」の歴史を考える時、ベルリオーズ、フォーレ、デュリュフレの3人の作曲家のことを誰しも思い浮かべるだろう。ベルリオーズのレクイエムのスケールの巨大さ、激しさ、あそこまで凄まじいレクイエムが他にあるだろうか。デュリュフレのレクイエムは、第二次世界大戦の悲劇を二度と繰り返すまいという強い思いで書き上げたものではないだろうか。ベルリオーズとデュリュフレ、二人の作曲動機には、時代性がはっきりと見て取れる。幾多の不幸な歴史をみつめ、乗り切ろうとする作曲者の思いがそこにはある。
作曲時期としてはその二つのレクイエムの間に、フォーレのレクイエムは位置する。モーツァルトやヴェルディがそうであったように、フォーレの作曲のきっかけは友人や家族の死にある。フォーレのレクイエムは、近しい人の魂が神のもとで永遠であることを願って書かれたものである。作曲家の個人的感傷的思いの強い作品であるにもかかわらず、普遍的な愛情に満ち、さらに喜びに満ちた至福の作品になっている。そこには多くの作曲家たちの影響もみることができる。希な響きは、何度も精選され天国に向かう魂を見るが如くである。この作品を聴く限り、天国というところもそう悪くはなさそうである。
私はこれまで幾度となくこの作品の演奏にかかわってきた。しかし、この作品のもつ精錬された音色を聴く機会は稀であった。今回小河、玉山という二人の若き合唱指揮者のもと、フォーレのレクイエムを歌いたい合唱団員が集まった。この出会いは、私の合唱指揮者としてのキャリアの頂点にあるものと感じている。
小河、玉山両氏に感謝するとともに、このコンサートのために集まっていただいた100名の人々との深い思いを伝えるコンサートとなることを祈りたい。
2023年7月20日 郡司博
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7/12(水)立川練習 出席44名(S19/A18/T3/B4)
6月28日水曜 立川練習 出席40名(S17/A15/T5/B3)
月曜夜のフォーレ『レクイエム』玉山先生の練習、28名の参加。
6/21水曜立川練習 出席39名(S18/A18/T1/B2)
6/14水曜 立川練習 出席39名(S17/A16/T4/B2)
高い音で突出したボリュームにならないよう、全員で一定の音量になるように気遣いをしましょう
5月31日(水)立川練習 出席者46名(S22/A17/T5/B2)
玉山先生から「人数が少なければ、大音量ではなく、人数にみあった音量で、特にピアノはもっとピアノに。丁寧に」と。
5/14(日)宮地楽器ホール小ホールで行われたグレートミサ公開リハサール(こちら)でバスソリストを務めた玉山彰彦さん(左)とエキストラ出演の小河佑樹さん(右)。終演後フォーレの合唱指導者おふたりに写真撮影をお願いしたところ快く応じてくださいました、有難うございます。
1曲目:U母音の発音を深く、ヨーロッパ言語らしく聞こえるように。音楽とテンポ感を意識したブレス、準備。この日は初の30度超えの暑さという一日、先生から「皆さん少しお疲れですか」の言葉の後、急に目覚めたように生き生きとした声に変化(!)