オーケストラとうたう杜の歌児童合唱団

2018年02月07日

今年の第九へはNPOの【オーケストラとうたう杜の歌児童合唱団】で歌っている中高生も参加する予定です。

杜の歌児童合唱団は郡司先生はじめ担当の先生方から指導を受け、バッハ「マタイ受難曲」マーラー「千人の交響曲」やオルフ「カルミナブラーナ」ショスタコーヴィチ「森の歌」他の演奏で、日常とは響きの違う音楽体験をしています。

大ホールの舞台でオーケストラの響きを小さな体いっぱいに受けて、難曲を立派に演奏する歌が大好きな子供たちは、本番でプロのオーケストラや歌手が奏でる生の音を聞いています。演奏の感動はみんなと分かち合えるものだと、豊かで鋭いアンテナで感知しています。そしてなにより合唱する時、彼らの集中力が頂点に達した時のパワーはもの凄いのです!

そんな小中高生が大人の合唱練習に参加する時、郡司先生はいつもより厳しくなります。子供たちに対して厳しいのではなく、大人たちに向けて。「こどもがいるところで生半可な気持ちで音楽をしてはだめ こどもは見ている こどもは聞いている」と。すると大人の背筋がピンと伸び、楽譜をグイっと持ち上げ顔を上げる。精一杯発声に気を付け、音符はひとつも落とさず注意を注ぐ。練習場の空気がガラリと変わりいい時間が流れ始めます。(ほんとうはいつもそうでなくてはいけないけれど、大人はラクが好きだし誘惑に弱い)それでも大人は大人の役割を果たさなければ。私たちにできることってなんだろう。

一緒にいい練習をしましょう。合唱団はあなたを待っています。


☆写真は昨年2017年3月会津若松市風雅堂、音楽復興支援コンサートで福島の子供たち、東京の子供たち合同で演奏した「あらしのよるに」の一コマです。NPOのお知らせも是非ご覧ください。(こちら

杜の歌児童合唱団HP