立川練習4/12
4/12(水)立川練習 出席41名(S18,A14,T6,B3)
立川の次回練習は1ヵ月後(5/17)となるので、この日の練習内容を詳しく記録しておきます。(録音からできるだけ文字おこし)
新宿は次回4/24(月)と5/15です。
●5.AGNUS DEI 音名唱
Ten.の出だし:息をたくさん送って音の変わり目で息が止まらないように気をつける。
冒頭同じメロディがあるが言葉違うのでフレーズの切れ方が変わっている意識する。
[B]最初の音、確認。
Ten.&Bass:7度のぶつかりを体感してみる。次にSop.Alt.Bassの3声だけで確認:Alt少し高めにする。この最初の音をfでキメてから始める。
32小節の準備を早めに(Ten.は"ページめくりを早めに"とメモ)
34小節のフレーズ歌い直しは響きを上にし落とし過ぎない。
45小節のSop.は直前のきれいなTen.を受け継いで。
47小節緊張感のあるpp。Sop.と下3声がずれるところをはっきり出し54はそろった感じが出ると良い。
61小節で次の新しい文章が始まるのでその前におさめる感じをだす。
75小節から:語尾を音符いっぱい伸ばす(本番では指揮者の指示で、練習では楽譜通りに)
83小節:1-2音の頭はまだf、緩めない。84小節から85小節へページめくりの音の確認。
88小節のBass下ファ♯は重心が浮いた感じになるがこの音を意識的に出すことでこの曲の魅力が出る。
●6.LIBERA ME 音名唱
36小節から:全パートそれぞれ言葉の切れ目でひとつのフレーズ。それを意識して歌った方がきれいにまとまる。Alt.Ten.は45,48でSop.との意識的なずれ。
54小節から:だいぶ遅れないようになったが一小節の中に6拍の刻みをしっかり感じることが大事。
69-70はブレス無しで続ける。
76-77小節:Ten.楽譜通りの音で。
59:Sop.ミ♭と67:レ♭(高くならないように)
114小節から:音の跳躍を予想して歌う。(不安がないように)レとミ七度跳躍、オクターブ八度、119-118レからシの少し広めの跳躍など。
月曜の玉山先生が「シ」は「スィ」と発音した方が良いという指導から実際に歌ってみる。確かにきれいな音程になりました!
131-132小節:Ten.ハモるまで時間がかかっているので確信を持った音で。
●7.IN PARADISUM 音名唱
冒頭はSop.&Altで練習。16から転調。21からの男声はしっかり入る。
12,14,24:Sop.高いファからの降りた先のレが緩んでしまい下がる、注意。
8分音符は雰囲気で歌わず全員が正確なところに入れる。
最後の長く伸ばす音は下がらないよう気をつけましょう(特にSop.&Ten.下のファ♯は下がると短調に聞こえ天国に行けない;へ;)
■ここで休憩 休憩後はいよいよ1曲目から言葉つけます.
●1 INTROIT-KYRIE
語尾の入れ方、切り方。全員でリズム読み。
Requiem aeternam dona eis Domine et lux perpetua luce at luce at luce at eis luce at eis
言葉がつくとどうしても言葉の都合で音程がくるってきてしまう。子音を発音する為に構えたり、また母音子音をどう発音するのか、母音が変わる時に同じ響きで発音できない、などで音程が振り回されてしまう事態が起きている。
例えばここでは同じ音程が続くときにあらが目立ってしまうので、ずっと同じように息を流し続けるよう意識。またどの言葉も全部顔の上半分で歌うつもりで。
eとa:日本語の発音に近く口が横に引っ張られている感じがする、もっとくちびるの端を縦に寄せてあげると歌いやすくなる。
Lux,petua,:uの発音を深くする。
子音は息の流れを妨げやすい、息を止めずに子音を発音、しかし口の外でしっかり発音するよう意識してみる。
母音で終わる時口を開けたまま切る。拍数いっぱい伸ばす。
語尾のmが聞こえない:口を閉じてしっかり時間をとってあげる。
指摘しては直し、歌ってみては直し、とても細かく何度も歌ってみました。
20からテノールパートソロ
R:有声子音なので音程をつけて発音する。
e母音は横に開きすぎないよう注意。音程によって母音の位置が変わることのないように。特に20小節レレラのemがおちやすい。息をたくさん流す練習。
42からソプラノパートソロ
シンプルな曲は音程のあらが目立ちやすい。フォーレレクイエムの難しいところのひとつ。
だいたいはピアノが音をなぞっているので、自分の音が合っているかよく耳を使って確かめて。下降の最後のe,i母音下がりやすい傾向なので注意。
43:hymnus・Deus・47:reddetur:高い音のiとeは意識して口を縦に開ける(低い音より高い音の時に縦開け意識)
49:最後の音までキープ(プルプルしない)
50:母音から始まる時は言葉の立ち上がりにどうしても時間がかかるのでもう数ミリだけ早めから入る。
57:etと61:etの切り方と長さ違うことを注意
Christe:71-73のchriははっきり聞こえるが75から聞こえなくなる。PでもしっかりChriを出す。最後のeleison:onの時間も作る。nが残響のように残るとセルフエコーで良い声に聞こえる(!)
今日は少し遅れてもよいので息を流す、息が止まらないことを意識して歌ってみる。
●2 OFFERTOIRE
ことばを先生のあとについて真似して同じ発音にしていく。
リズム読み。(全女声:アルト 全男声:テノール)
10、18小節アルトはテノールと同じ言葉付け、休符なくなります。
1曲目と違いこの曲は言葉がパート毎にずれる箇所がある、二重子音(christe,glorie)は長めに前にしっかり出す。
ここでもu母音の浅さを指摘される。Jesu profundo defunctorum
defunctorum: cとtorumが切れない、ひとつの言葉。Cを発音しすぎChriste:
77小節~
どのパートも音程に振り回されているが、作曲家がことばと音楽をリンクして作っていることをきちんとくみとって見直してみる。音節と音節の間にあるハイフンはつながっている言葉なのでそこはまとめて歌うことを意識してみる。メロディーとメロディが交わり合うという曲は、文をしゃべる(抑揚を言葉に付ける)ということを意識するだけで整理されてくる。
Inferuni:inとferuni分けない。ゆっくりな曲なので全体的に余裕をもって発音してあげるときれい。
91小節からA・T・B:隣の音が全音か半音かを一音ずつ改めて確かめ理解して、それをレガートで歌う。最高音のあと下降の音程気を付ける。
ここで小河先生の思わず本音:pppできれいにハモるのはとっても大変(共感です)、お客さんはそんなこと知らずにきれいなものだけ聞きに来るので、団員がどんな苦労をしてるかなんて興味ない(-___-)こんなに大変なのに・・お客さんはできて当たり前だと思って聞きに来るけど、、ちょっとはわかって欲しいよね。でも頑張りましょう!(みんな心の中で同感!!だったと思う)
●3 SANCTUS
みなさんu母音きれいになりました。毎回これくらい意識しましょう。
17.19:ドの音程が違う。案外レ♮が難しいと思いがちだが、レ♮を高めに取ろうと思って直前のドが高くなってしまっている状態。
25:語尾othの入れるところ正確に、そして次のpleniを少し前に出す。31,32:Gloriaも前に。
■最後に小河先生より「一応今日は3曲目までことばがついたということで、次回の練習が一ケ月空いてしまいますので忘れないように。次回最初に1曲目から3曲目までことばつけて歌ってみて『みなさん忘れてないですね』で、次回から後半の曲にことばつけていきますので、どうか忘れないように!!」とのことです。
■フォーレレクイエムを歌う会では、落ち着いて集中できる前向きないい練習が続いていると思います。