無題

2022年11月09日
マーラー3番オケ合わせ
マーラー3番オケ合わせ

先日カンマーザールでフルート奏者の川崎萌菜さんとオーボエ奏者森松炎山さんの演奏を聞く機会がありました。演奏はとても素晴らしいものでした。それに加えて感動したのは、炎山さんは学生、川崎さんは社会人なので大学院を出てからも技術を磨き続け、二人とも音楽に真摯に向き合っているのだろう事や、作曲家と作品に対するリスペクトが、楽器への愛が、演奏を通して溢れ出ていて、この日私たちは次々繰り広げられる音楽に完全に魅了されてしまいました。森松炎山さんはこちらへ出演

彼らの素晴らしい演奏を聞くたび思うのは、個人の才能、努力もさることながら、幼い頃からホール舞台でオーケストラなどプロの演奏家による豊かなクラシック音楽の世界にじかに触れ「感動」するという体験が、その後の音楽的な感性を育む土台のひとつになっていたのではないかということです。

オーケストラと歌う児童合唱:翌日小学生の子どもたち30人程とマーラー3番のオケ合わせに参加しました。会場は元体育館、多くの楽器が広い体育館に所狭しと並びます。(マーラーです)その景色にKids(指揮者の発案で児童合唱はそう呼ばれることに)は平静ではいられません。すぐ目の前に広がるオーケストラが音楽を奏でたその瞬間、子供たちに衝撃が走ったのが真横で伝わりました。圧倒されたのかKidsは直立不動にかたまり声が出せません。(そうだよね、そうだよね、オーケストラ初めてだもの驚いちゃうよね)感動というよりこれは「衝撃」だったに違いありません!本番の感動はもっと素晴らしいよ!!この日の強烈な体験がきっと心に刻まれていくのだと思うと、なにか貴重な場に立ち会えたように思えました。(本番はこちら


なにをどう残していくか、今私たちが活動していることが未来へどのような影響を及ぼすのかを改めて考えました。時代は知らないうちに意図しない方へ変化していきますが、今、なにを大切にしていくのか、微々たる活動でも確固たる意志を集めた実現可能な活動があるのなら、それは変化に流されず生き残ることができるかもしれません。

時を超えて演奏されてきたクラシック作品は簡単にはその全貌を掴むことができず、即席では難しいですが、長い長い時間をかけて理解を深めていくものは人生を豊かにすると聞きました。

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