『第九』未来への道標
2021年09月06日
若き演奏家たちと共に歩む未来への道標
9月5日『第九』経験者練習が動き出しました。
前回のオーケストラ演奏の第九はいつだっただろうか。それは2019年12月立川のリスルホールで行われたキエフ国立フィルハーモニー交響楽団。プログラムはドヴォルザーク『新世界』とベートーヴェン『第九』。聴衆と私達合唱団員は東欧の宝といわれるキエフフィルの芸術に魅せられ、鮮やかな思い出深い公演のひとつとして記憶に刻まれています。オーケストラと歌う第九はそれが最後でした、コロナ禍前までは。
2020年はコロナ禍によりオーケストラとの第九が実現せず、奇しくもちょうど一年前の9/5小金井宮地楽器ホールで『コロナによる分断から音楽による連帯へ』と題した『第九』を右近大次郎指揮、ピアノ2台で精鋭団員40名が歌い上げました。この頃も様々な奮闘がありました。しかしそれが一年後の現在も続いています。事態は更に深刻さを増しアマチュア合唱活動の継続が危ぶまれることになるとは。
活動は止めない・動かし続ける。そのブレない指導者たちと団員の強い、かなり強い意志で、新団員や周囲を巻き込みながら、現在も様々な曲で日々進化を遂げています。
5日、新たに集まった団員で歩み始めた『第九』。この道は12月25日の先へと続く、若き演奏家たちと共に歩む未来への道標となります。
『第九』の狼煙、未来への希望の旗が上がったのだ。
昨年第九で闘った団員、日フィル、キエフフィル、ドイツボンで歌った人、数多の第九公演で歌った人は、この復活の『第九』を歌わずにいられない。
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