新宿練習8/7
2023年08月08日
お風呂場にいるような蒸し暑い夕方、フォーレ『レクイエム』郡司先生の練習。玉山先生立ち合い、ピアノは津上さん。出席30名。
郡司語録
フォーレ『レクイエム』を歌うにあたり、音色感を大切に。モーツァルトなどと違いオーケストラは合唱の音をなぞっていません。オーケストラと合唱は半音でぶつかり合い、その中でしか生まれてこない音楽を追求したい。
レクイエム それは 死者の魂を鎮める音楽 というけれど、本当は神の怒りを鎮め罪人である私の友人たち、そして亡くなった人々を天国に行かせてくださいと歌う音楽です。
身体をゆすらない、息が途切れないように、音符の隙間を作らない、前の音をギリギリまで歌い切って瞬間でブレス
歌いだしの子音からポジションを高く保つ
出だしに楽譜を見ているうちは戦力外、指揮をしっかり見て
神様はまだ耳が遠くないのだから叫ばない、そして神様は優しさに弱い、神様に命令する歌い方はしない
人間の歴史の中でイエスを十字架にかけてしまったという自己責任を感じて歌う。独りよがりにならない。
言葉のアクセントや切れ目を確認して歌う。
「復活」とは、心の中の邪悪なものを追い出して、そこにイエスのスピリッツを入れること。
母音が変わるたびに音色が変わらないように
曲の始めの1小節。合唱は何を待っているのだろうか。この1小節は自分の亡くなった友人、家族への個人的(彼に)な思い。歌が始まったら公(彼らに)の思い。
声の出し方、歌い方からRequiemのラテン語歌詞のもつ意味まで、細かく厳しい練習は9:30まで。まだやり残しもありましたが、3時間皆さまお疲れさまでした。きっとその成果は本番で生きてくるでしょう。
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報告:I