新宿練習6/5
フォーレ『レクイエム』月曜夜 玉山先生の練習。
前回さっと通した部分から
★Libere me
高い音で突出したボリュームにならないよう、全員で一定の音量になるように気遣いをしましょう
揃って動くパートはきれいに揃える
短い急激なcresc.の時は、途中ブレスをしている間もcresc.が衰退しないように
あるパートだけが動くときは短い音でも動くパートの音を聞きたい。
急な dim.でも力が抜けたりせず、ポジションを保って響かせる。
たった一人でも荒れた声が聞こえてしまうと目立つので残念!
ブレスの前の音は跳ねずにきちんと歌い切ってからブレス
アルトやバスで音が低くてフォルテで歌えない人は響きだけでも豊かになるよう息を流す。
★In Paradisum
フレーズの終わりは次のフレーズのための切り方になるように
ソプラノのメロディ、下に行った音も次の準備のために軟口蓋を上げて歌う。
準備できずに次の音に突入し歌っている間にぐずぐずと変わることがないように。息が流れていないとぶつけて聞こえてしまいます。
高音を保つには、噴水で沸き上がった水の上をボールが転がっているように。
フレーズのラインから外れないように目の裏をあげる(軟口蓋をあげる)
最後の aeterna お客様に最後に聴いていただくフレーズ。息を前に集めて下3声に上手に引きついで。
★Kyrie フォーレ練習始まって3サイクル目
テノールのパートソロ、処理の仕方を3人(出席者3人でした)でよくそろえましょう。
きつい時ほど 楽譜通りに音程とリズムを正しくして切り抜けること。
ソプラノパートソロ 誰も助けてはくれないので、自分たちで頑張るしかない!
フォルティシモは音量は80くらいでもよいので響きを豊かに。細い川が集まって大きな大河になったように幅広く。
高い音だけを意識して満足するのではなく、フレーズはまだ続いていることを忘れず、最後まで理性を持って力をぬかない。
ソプラノが出にくい音域を歌っている時は、下を支えるパートは気遣いを忘れない。
3回繰り返す Kyrie 。 間奏からの流れの中で表現。駅前のティッシュ配りを素通りするようなぞんざいな扱いはナシ。
★offertoire
アルト唯一の聞かせどころなのに綱渡りのような難所。頑張って!!!
テノールは歌いにくい音域だが、辛いからと言ってリズムが崩れてしまっては噛み合わなくなってしまう。特に楽器が入ってくる部分は音程は併せやすいがテンポが間延びしないように。本番当日までにはそろえましょう。リズムができたら→音程に注意→次にはいい声で。チェックポイントはド♯
バスは単独ではないが、他の2パートと同じく苦行を味わうように注意深く。
楽器に頼ってばかりではなく声楽的に厳しい部分が満載のこの曲。いつもアカペラで歌っているような集中力で。
★Sanctus
とにかく最後 時間ギリギリまで歌い切りました!
(報告:I)
モーツァルト『グレート・ミサ』
先日ソリストがそろっての練習では圧倒的なソロ曲をこれでもかと聴くことができ、本番が楽しみな素晴らしい練習でした。その中で玉山先生の歌はアンサンブルを支える抜群の安定感、そしてここぞの時には聴かせる絶妙なバス。合唱をしている人ならそのすごさがわかったのではないでしょうか。(マタイの大祭司役から注目していた団員さんは少なくありません)フォーレ指導の小河先生もエキストラとして合唱団を支えてくれます。
寺本先生指揮の『グレート・ミサ』必聴です!
もうひとつのプログラムは郡司先生指揮の『戴冠ミサ』と盛りだくさん。どうぞ聞きに来てください!
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