フォーレ指導者より〈玉山彰彦〉

みなさんこんにちは！月曜日の新宿で指導させていただきます、玉山彰彦です。

今回取り組むフォーレのレクイエムは、モーツァルト、ヴェルディのものと並んで三大レクイエムの一つに数えられる名曲であり、演奏できることを今から楽しみにしております。

モーツァルト、ヴェルディをはじめとした多くのレクイエムでは、「怒りの日」などを含むセクエンツァの部分には死への恐怖を表すために劇的で印象的な音楽がつけられています。それと対照的にフォーレの作品ではそれがなく全体を通して非常に穏やかで安らぎすら感じられるのが他のレクイエムとは違う大きな特徴であり、それをみなさんと表現できるように一緒に作っていけたらと思っております。

今回取り組むにあたって、音を取るのが難しい所や声楽的に楽譜通り歌うのが困難な難所などが出てくると思いますが、自分の声楽家としての経験を活かして一つ一つ丁寧に解決していきたいと思っております。曲の練習のなかで声のことも指導できるように進めていきたいと思っております。

私事ではありますが、フォーレのレクイエムは、初めてオーケストラ伴奏でレクイエムのソロを歌った作品で思い入れのある作品であり、みなさんとご一緒できること今から楽しみにしております。