シンガーシールド
合唱練習ではもうお馴染みとなった郡司先生が独自に考案したキャビン型シールド、もともとは昨年ドイツレクイエム公演のリハーサル・本番で、合唱団100人以上の密を避けられない事態にどう対策し実現させるのかという、必要に迫られての製作だったそうです。8月から練習でも使用してきたシールドですが、本番前のオケ合わせやGP時では、実際に合唱団がシンガーシールドをどのように使っているのか、共演するソリスト、オーケストラ、そしてホール側に見ていただくことで、ここまで対策をするのであればということで、それまで大合唱に対して不安をお持ちの方も快くご協力をいただくことができたと聞きました。聴衆だけでなく演奏会の関係者間の安心感と信頼感はとても大切なことのひとつなのだと知りました。合唱を伴う演奏会への安心感は自ら作っていくこと、アマチュア団体が活動を続けていくにはこれも大切な道筋なのだと改めてコロナ対策の重要性を考えさせられました。
写真は先日池袋にある東京芸術劇場の車寄せでの一コマ。「さて、今日はどのシールドを降ろすかな」と赤いジャンパーを着た後ろ姿のこの方は、大量のシンガーシールドと飛沫防止の大判アクリルパネル等を、各練習会場へ運搬する専門のドライバーさんです。その仕事の合間に私たちの合唱指導もされているとか・・!(ご本人説)運搬車は他にもう1台、本番時にはレンタル車追加のフル稼働です。車に大量の水道管が積まれた様子は「まるで現場に資材を運ぶ業者のようだ」とも言われております(笑)私達が今コロナ禍でも合唱練習ができるのは運転手さん達のおかげでもあります。本当にいつもありがとうございます。そして車から会場まで重い台車とシールドを運ぶ手伝いをしてくれる団員の皆さんへの感謝も。事故や怪我無く運用できているのは皆さんのおかげです。シールド使用後は必ず各人が丁寧に消毒して返却しています。
みんなのおかげで芸劇5階のシンフォニースペースまで辿り着いたシールドたち。左端に写っている木製台車に載っているのは、シールド底部分の四角い台。(キャスター付き木製台車を手作りしてくれたのは団員のK君です。車から部屋までの移動がとてもスムーズになりました!ありがとうございます!誰かが”コロコロマシーン”と命名)右のシールド上部を入れている白い箱は浄水器の水が入ってた丈夫な箱を二つ繋げて再利用。
杉並公会堂本番前日 カンマーザール玄関にて
車待ちのシンガーシールドたち