いよいよ公演当日です!!足立歌音
2022年04月02日
コンスタンツェ役の足立歌音です。
コンスタンツェというと、モーツァルトの妻「コンスタンツェ・モーツァルト」を想像される方も多いかもしれません。
そうです、モーツァルトがこの作品を書いた数ヶ月後に、モーツァルトとコンスタンツェの結婚式が迫っていたのです!
コンスタンツェ本人もこのオペラで役を演じたこともあるので、モーツァルトは彼女のことを念頭に置いて作曲したに違いありません。
そんなコンスタンツェの役柄は、囚われの身になっても愛する人を永遠に思い続けている一途な女性...なんて私にうってつけなんでしょう!コンスタンツェが歌うアリアは合計で3曲ありますが、どの曲もそれぞれ愛する人への想いから生まれた感情を歌うものです。
11番大アリア「あらゆる拷問が待っていようとも」は魔笛の「夜の女王のアリア」と並ぶ超絶技巧の曲です。この曲は単体で演奏される事も多く有名な曲ですが、実はその前の10番アリア「喜びは失われ」も非常に歌唱が難しい曲です。
魔笛のパミーナのアリアを彷彿とさせる嘆きのモチーフをオーケストラと共に演奏され、コンスタンツェの性格を最も良く表す曲です。ぜひ、お楽しみください!
それでは後ほど、劇場でお会いしましょう!