「ハ長調ミサ」体験練習へのお誘い

2020年02月13日

ベートーヴェン生誕250周年 今年あなたはなにを探し求めますか?

1812年、ベートーヴェンはある若い女性から賞賛の手紙をもらった。その女性に彼は感謝と自分を戒める内容の手紙を送っています。

『ヘンデル、ハイドン、モーツァルトから、彼らの月桂樹を奪うことなどできません。月桂樹は彼らのもので、まだ私のものではありません。(.....)芸術のお稽古だけではなく、芸術の内容を深くつかむよう努めてください。それは努力する値打ちのあることです。ただ芸術と学問が人間を神のように尊いものに高めることができるのですから。(......)真の芸術家はけっして傲慢ではありません。芸術家は芸術には限りがないことを知って嘆き、いかに目的に到達するに遠いかをおぼろげながらに感じ、人からは賛嘆されるが、さらに優れた天才は太陽のごとく遥かなかなたに輝いており、そこに行きつけないことを悲しむのです。』ベートーヴェン

(「〈第九〉誕生」ハーヴェイ・サックス著 より)


『ハ長調ミサ』は、中期といわれる充実した作品が多くある時期に作られました。演奏を聞くと『ミサ・ソレムニス』に結ばれていくような感覚も覚え、魅了されます。そして楽譜を読みながら聞くと、歌うのは容易なことではないと想像できます。でも毎年『第九』しか歌わない人々にベートーヴェンの他の合唱付き作品『ハ長調ミサ』や『ミサ・ソレムニス』『合唱幻想曲』を知ってほしい。このベートーヴェンの言葉と共に。


体験練習 (無料)

2月19日(水)・26日(水) 18:30-21:00 カンマーザールin立川

直接会場へお越しください

お待ちしています