練習第4回
10月19日 練習第4回
いよいよドイツ語をつけます
1番
その前に久しぶりのカンタータなので思い出す為に音名で歌う。前半と後半のテンポがガラッと変わります。各パート気を付けるところ、怪しい箇所を繰り返し歌い、このあと言葉を付けるので曲を自分で運んでいけるようになるまで何度か音を入れていきます。ソプラノはできなかった87&91小節の音を次回までに見直しておきます。
対訳発音資料を使ってドイツ語の練習。先生の発音を一語ずつ、一節ずつ真似。リズム読みの後歌詞をつけて歌ってみます。
〇Aus問題。音の形(シェイプ)二重母音の発音の仕方を音の曲線、直線に譬えて説明。Aus dir[d]の直前[s]を入れるタイミング。ゆっくりなテンポだけに二重母音[au]の言い方を注意。〇この曲は第1声が母音から始まりますが歌い始めの息を吸う準備が遅いという指摘。
このように言葉ひとつひとつを直しながら進めます。先生の手本を聞き逃さないよう耳と目で集中。(つまり口伝ですね皆一生懸命です)
〇ruf[r]39小節からはもっと巻く。〇dir切り方。〇子音を音符より前に出す。〇Herrの発音。〇ドイツ語の言葉の支配関係(!?)、言葉の結びつきの強い弱いがメロディーの中で聞こえてくる。バロックは言葉との結びつきを重視して作曲されているのだそう。
歌っては直し、注意しながら歌い、また直して、、その繰り返し。大まかにざっとですが、この日の前半のひとこまです。
このようにカンタータの練習は緻密に丁寧に進んでいきます。(「神は細部に宿る」この言葉を思い出す)月2回の練習はできるだけお休みしないようにしたいですね。練習の録音を繰り返し聞くのもとても有効だと思います。言われたことがすぐにできなくても方向は違わないよう、忘れないようにしたいと思います。
〇「難しいのですが頑張っていきましょう」小河先生より。
16日新宿文化センターでの『マタイ受難曲』にバスソロで出演した小河先生。マタイに出ていたカンタータの団員は皆密かに(?)合唱席からエールを送っていました。ソロを歌う先生の声とその背中が私たちに強烈な何かを残してくれたのだと思います。直後のこの日はほぼ全員+新団員1名の出席でした。
次回は11月16日水曜です。また練習で!