日歌合唱団
日本の詩人(うたびと)たちとの出会い
合唱指揮57年 郡司博 プロデュース
8月17日(土)小金井宮地楽器ホール大ホール
18:30開演(18:00開場) 全席自由2000円
閉塞感漂う中にあっても燦然と輝く日本の詩人(うたびと)たち
若き作曲家たちはその歌化へと邁進した。
私たちもその跡をひょこひょこ追いかけ歩む!
たとえその道は長くとも。
三善作品の詩の深読みは私の正当な老いすら認めないのだ・・・
27人の音女(おんな)との歩みをお聴きあれ。
郡司博
■ピアノ:石田千飛世 朗読:見角悠代
間宮芳生:ピアノソナタ第4番
《よだかの星》朗読とピアノのための(文:宮沢賢治)
~よだかは実に醜い鳥です~
プロローグ/ミゼリー/ファンタジー/アリア/飛翔/エピローグ
間宮芳生:1929年生まれ。東京音楽学校(現東京芸大)卒業。池内友次郎に師事。バルトークに触発され、卒業直後より民俗音楽研究に力を入れる。53年、外山雄三、林光と『山羊の会』を結成。社会に目を向けたその姿勢は、日本民謡だけでなく、ジャズやアフリカ民俗音楽を素材とした独自の作風を確立していく。ピアノの名作も多い。尾高賞、文化庁芸術祭大賞、ザルツブルグTVオペラ金賞など受賞多数。紫綬褒章、勲四等旭日小綬章受賞。
■指揮:原田光 ピアノ:前田奈央 合唱:日歌合唱団
岩河智子:吉原幸子 作詩
かなしいおとなのうた 1991年初演
喪失ではなく/Jにーめざめた時/ひとで/Jにーおまえの生まれた翌る晩
岩河智子:国立音楽大学作曲科首席卒業、同大学院音楽理論科修了。誰もが知っている歌を大胆に作りかえ、原作の魅力をさらに広げてゆく独自の「編作童謡」に取り組む。編作と歌劇をミックスさせた独特な創作オペラを各地で上演。特にオペラ「中山晋平物語」は平成17年の東京文化会館舞台芸術創造フェスティバルに招聘され、満場の喝采を得た。また、子どものためのオペレッタワークショップや、全国各地の合唱団のために合唱曲、オペレッタなどの作曲を続ける。
■指揮:郡司博 ピアノ:小林牧子 合唱:日歌合唱団
三善晃:金子みすゞの詩による
《五つの詩曲》2002年初演
草の名/樂隊/帆/風/蜂と神さま
三善晃:北原白秋「思ひ出」より
《五つの唄》1983年春完成
曼殊沙華(ひがんばな)/あひびき/にくしみ/あかんぼ/紺屋のおろく
三善晃:1933年生まれ。東京大学文学部仏文科に入学。在学中53年「ソナタ」が第22回日本音楽コンクール作曲部門第1位、54年「ピアノと管弦楽のための協奏交響曲」が尾高賞、文化庁芸術祭奨励賞を受賞、以後多数受賞。55年パリ音楽院に留学。帰国後東京大学に復学、卒業。多くの管弦楽、室内楽、歌曲、合唱曲を発表。とりわけ72年「レクイエム」、79年「詩篇」、84年「響紋」の反戦三部作はその名声を不動のものとした。2013年没。