Jesu, meine Freude イエスわが喜び
湖
ここは静寂に包まれた深い蒼色の水をたたえた湖。
湖面は森の木々が映る。
5声が重なるフーガに水面が波立つ
周りの森や深い湖底にまでコラールが響き渡る。
合唱はイエスへの愛を熱く生き生きと奏で始める。
言葉にバッハの命を吹きこみながら。
J.S.バッハ
Johann Sebastian Bach〔独〕1685~1750
200年間にわたり音楽家を輩出したバッハ一族の中の最大の音楽家、またバロック音楽の頂点に立つ作曲家として(大バッハ)の名で呼ばれる。
アルンシュタット、ミュールハウゼンで教会オルガニストを務めたのち、1708年ザクセン=ワイマル公の宮廷オルガニストとなり、'14年には楽長になる。'17年アンハルト=ケーテン候の合唱長および宮廷楽長に迎えられ、'23年にはライプツィヒの聖トーマス教会付属学校の合唱長、ライプツィヒの音楽監督になり、終生その地位にあった。
当代におけるもっともすぐれたオルガニストであり、とくに即興演奏の大家として知られた。ワイマル時代にはオルガン曲の傑作が多く、ケーテン時代には管弦楽曲、器楽曲が集中的に作曲され、ライプツィヒ時代にはカンタータをはじめとする教会音楽が多い。プロテスタントの立場でドイツ・バロック音楽を集大成し、歌劇以外のあらゆる分野の作品を残した。
BWV,はBach-Werke-Verzeichnisの略で、W,シュミーダーの『バッハ作品主題目録』(1958)の番号。
出典:クラシック音楽作品名辞典第3版より
バッハモテット BWV227『Jesu, meine Freude』
■指揮 小河 佑樹
東京藝術大学音楽学部声楽科を卒業し現在、同大学院音楽研究科器楽専攻古楽研究分野バロック声楽修士課程2年次に在学中。声楽を山口由美子、甲斐栄次郎の各氏に、バロック音楽を野々下由香里氏に師事。第30回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール声楽部門高校生の部全国大会第4位受賞。大学1年次より東京藝術大学バッハカンタータクラブに所属し、教会カンタータ等でバスソリストを務める。また、2020年3月より演奏委員長(指揮者)を務めている。
■合唱 『Jesu, meine Freude』を歌う会 (練習日記)
■オルガン 越前佳織
■弦楽クインテット